11日に中山競馬場で行われるフェアリーS(3歳・牝・GIII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みがディープインパクト。次点で3回のダイワメジャーが続き、2回がネオユニヴァース、ファルブラヴ、ハーツクライ、クロフネ、キングカメハメハとなっている。
エピファネイア産駒は「0-0-0-1」。産駒初出走となった昨年はソーユーフォリアがつわぶき賞からの臨戦で9人気5着と善戦。なお、同コースで施行されたニュージーランドTやターコイズSではシーズンズギフトが上位入線を果たしている(同牝駒のコース成績は「1-3-3-18」)。今年はテンハッピーローズ、ベッラノーヴァの2頭が出走予定。
キズナ産駒は「0-0-0-1」。20年カインドリー(8人気11着)が唯一の出走例で適性を測りづらいが、牝駒は下級条件を含めたコース成績で勝率16.7%・複勝率41.7%と高い数値を記録。また、特別戦でもフィオリキアリが20年アネモネSで2着、マルターズディオサは19年サフラン賞を制している(同牝駒のコース成績は「4-5-1-14」)。今年はファインルージュが出走予定。
スクリーンヒーロー産駒は「0-0-0-2」。17年にアルミューテン(12人気5着)、メローブリーズ(5人気10着)の2頭が出走しているが、人気と着順は噛み合っていなかった(同牝駒のコース成績は「3-2-4-58」)。今年はクールキャットが出走予定。
初出走となるドゥラメンテ産駒はアトミックフレアが出走予定。サンプル不足は否めないが、牝駒は下級条件を含めたコース成績で勝率25.0%・複勝率50.0%、牡駒を含めても勝率33.3%・複勝率44.4%と好成績を残しているので、今後の動向も注視しておきたい(同牝駒のコース成績は「1-0-1-2」)。