【京成杯展望】スタミナを要するレース、あの馬に期待したい

2021年01月14日 12:00

豊富なスタミナを武器に重賞初制覇なるか

 皐月賞と同じ中山芝2000mで行われる3歳重賞。2010年にのちのダービー馬エイシンフラッシュがこのレースを制したこともあるが、開催が進んだタフな馬場状態の中で行われることもあってか、基本的にはクラシックに繋がりにくいレースとなっている。

1.スタミナを要するレース

 近5年の平均勝ち時計は2分1秒7で、平均上がり3ハロンは36秒1。時計がかかる決着になる傾向にあり、豊富なスタミナが要求されやすい。ハービンジャー、バゴ、ノヴェリストといった重厚な欧州血統を父に持つ馬の活躍も多い一戦だ。

2.終いの脚は必要

 タフな条件であるからスピードだけで粘り込むのは困難で、終いまで末脚を持続できる馬が中心となる。過去10年、前走の上がり3ハロンタイムが2位以内だった馬は[8-5-7-42]で複勝率32.3%なのに対し、上がり3ハロン3位以下だった馬は[2-5-3-74]で複勝率11.9%。

3.前走凡走馬の巻き返しは困難

 過去10年、前走で3着を外していた馬は[2-2-1-59]で複勝率7.8%。すでに重賞・オープンを使って壁に当たった馬よりは、勢いのある馬を重視すべきレース。


 ディクテイターは500kgを超えるルーラーシップ産駒で豊富なスタミナがありそう。まだ身体が緩くて本格化は先という印象ではあるが、前走休み明けを快勝したように現状でも水準以上には動けており、また今回の中間は徐々に動きが良化していて力を出せる仕上がりにありそう。時計の掛かるこのレースなら通用して良いだろう。

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