巻き返しに期待したいエアウィンザー(撮影:花岡貴子、2019年9月撮影)
前走のアルゼンチン共和国杯は去勢後、初のレースでしたが18着という結果でした。
「去勢後、初のレースだったからなのか、体が整い切れていなかったようです」と小滝助手。
それにしても、いい頃のエアウィンザーとはかけ離れた結果です…。それだけに、次の1戦はさらに時間をかけ、焦らずに調整してきました。その中で障害練習も取り入れているそうです。
「じっくり調整しながら立て直してきました。その過程で障害をまたがせたりして、体を使わせるような調整をしてきました。その効果もあって、本来の動きに近づいてきているかな、と思っています」
障害練習では、これまでの調教とは違う動きをするからなのか、体調が整うケースも少なくないです。あとは、馬によってはいい気分転換になるようです。
「アルゼンチンのときはその時なりにいい状態で帰ってこれたな、と思っているのですが、結果が出ませんでした。今回はいいころの状態に近づいていますし、変わり身に期待します」
ここ最近の成績から仕方ないかもしれませんが、前日発売のオッズは単勝万馬券でした。セン馬となり、競走馬としてまだ頑張っていかなければならないことですし、何かいいきっかけが掴めることを祈り、見守ります。
(取材・文:花岡貴子)