21日、中山競馬場で行われたAJCC(4歳上、GII・芝2200m)は、横山典弘騎手騎乗の2番人気{horse=2003104570:マツリダゴッホ}(牡4、美浦・国枝栄厩舎)が好位追走から直線入り口で、大逃げを打ったインティライミを交わすと後続を突き放し、外から追い込んだ5番人気インテレットに5馬身差をつけ圧勝した。勝ちタイムは2分12秒8(良)。さらに3/4差の3着に6番人気シルクネクサスが入り、1番人気のインティライミは4着に敗れた。
勝ったマツリダゴッホは父サンデーサイレンス、母ペイパーレイン(その父Bel Bolide)という血統。叔父に99年菊花賞(GI)など重賞7勝のナリタトップロードがいる。
05年8月のデビュー戦(札幌・芝1800m)を7馬身差で圧勝し期待されたものの、青葉賞(GII)4着、セントライト記念(GII)落馬でクラシックには乗れなかったが、前走のクリスマスC(1600万下・芝1800m)で4勝目を挙げオープン入りしていた。通算成績10戦5勝。
鞍上の横山典弘騎手は91年メジロモントレー、97年ローゼンカバリー、05年クラフトワークに続くこのレース4勝目で、昨年のエルムS(GIII、ヒシアトラス)以来のJRA重賞90勝目。管理する国枝栄調教師は04年東京スポーツ杯2歳S(GIII、スムースバリトン)以来約2年3か月ぶりのJRA重賞8勝目となった。