7日に東京競馬場で行われる東京新聞杯(4歳上・GIII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる9回の馬券絡みがディープインパクト。次点で4回のキングカメハメハが続き、2回がタニノギムレット、ハーツクライ、ステイゴールド、ダンスインザダークとなっている。
ディープインパクト産駒は「3-5-1-20」。勝ち馬は15年ヴァンセンヌ、16年スマートレイアー、20年プリモシーンの3頭。昨年は同産駒として4年ぶりの勝利となったが、2着馬まで広げてみれば14年2着エキストラエンドから連対記録は続いている。今年はヴァンドギャルド、エントシャイデン、サトノアーサー、サトノインプレッサ、トライン、プロディガルサンの6頭が出走予定。
ハーツクライ産駒は「1-1-0-1」。牝馬に限れば「1-1-0-0」と底を見せておらず、18年の勝ち馬リスグラシューはのちにGIを4勝するほどの躍進を遂げている。今年は昨年2着のシャドウデーヴァほか、カテドラルが出走予定。
なお、産駒としても初出走となるジャスタウェイ産駒のロードマイウェイはハーツクライの孫世代。前者はキャピタルS・2着のコース実績もあり、捲土重来を期す構えだろう(同産駒のコース成績は「3-2-2-37」)。
キングカメハメハ産駒は「0-2-2-14」。好走例は多いものの勝ち味に遅く、1人気が3頭、2人気が1頭いたなかで、2着に好走した2頭は4人気・7人気と人気薄だった。11年キングストリートはハナ差2着の惜敗でもあり、初勝利が嘱望されている。今年はダイワキャグニーが出走予定。