3日、小倉競馬場で行われた小倉大賞典(4歳上、GIII・芝1800m)は、小牧太騎手騎乗の10番人気{horse=1998100265:アサカディフィート}(セン9、栗東・鶴留明雄厩舎)が、後方追走から直線で外に持ち出すと、内で抜け出した2番人気エイシンドーバーを豪快に差し切り、1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分46秒8(良)。さらに3/4差の3着に3番人気マヤノライジンが入り、1番人気マルカシェンクは7着だった。
勝ったアサカディフィートは父パラダイスクリーク、母スプリームクィーン(その父Alydar)という血統。01年にデビューし、6歳時の04年中山金杯(GIII)で重賞初制覇。その後、05年カシオペアS(OP)、06年アンドロメダS(OP)に勝っているが、重賞は約3年ぶりとなった。通算成績60戦9勝(重賞2勝)。
鞍上の小牧太騎手は05年セントウルS(GIII、ゴールデンキャスト)以来のJRA重賞通算7勝目。管理する鶴留明雄調教師は87年、88年(トウショウレオで連覇)以来19年ぶりの小倉大賞典制覇。昨年の京都大賞典(GII、スイープトウショウ)以来のJRA重賞通算30勝目となった。
なお、9歳馬のJRA平地重賞勝ちは02年シルクロードS(GIII)を勝ったゲイリーフラッシュ以来2頭目の快挙となった。