魅力ある人柄…いつしか“信者”になっていた 岡田繁幸氏の死を悼む

2021年03月20日 12:53

 コスモバルクで制した04年弥生賞の表彰式での岡田繁幸オーナー(中央)。右は五十嵐冬樹騎手、左端は田部和則調教師

 マイネル軍団の総帥で有名な岡田繁幸氏が亡くなったことが19日、分かった。死因は不明。ちょうど71歳の誕生日だった。取材を通して岡田氏と関わりのあった競馬担当記者も“相馬眼の天才”と呼ばれた同氏の死を悼んだ。

  ◇  ◇

 突然の訃報にただただ驚くばかり。体調を崩して検査入院を繰り返されていたのは聞いていたが、まさか…。

 あれはプレイアンドリアルが、北海道から東京競馬場に入厩した時のこと。取材していたらちょうどオーナーも現れ、2時間を優に超えて語られたのには正直、閉口したのだが、それでも魅力ある人柄からだろう。いつしか自分は“岡田信者”となっていた。

 総帥を語る上で名馬コスモバルクは欠かせない。「地方競馬活性化のため、地方競馬関係者に勇気を持ってもらうため、地方競馬所属のまま中央のクラシックや大きなレースに勝つ。それが私の夢」とアツく語っていた。

 ナイママトラスト、エンで「英国ダービーに出走させたい」と話し、「“また岡田がホラ吹いている”とネットに書かれちゃうな」と楽しそうに笑っていたのが懐かしい。

 今頃は天国で多くの愛馬たちに囲まれているに違いない。オーナー、早過ぎますよ。いろいろ勉強させてもらいました。合掌。(デイリースポーツ・村上英明)

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