7日、英・ダルハムホールスタッドで繋養されているマークオブエスティーム Mark of Esteem(牡14)の種付けが、生殖能力の低下のため無期限に中止されることがわかった。
同馬は2年前に疝痛の手術のため睾丸を摘出されたものの、昨シーズンのブラジルでの種付けは問題なく、90頭の牝馬に種付けを行っていたが、最近の検査で異常が発見され、今回の決定となった。
Mark of Esteemは父Darshaan、母Homage(その父Ajdal)という血統の愛国産馬。現役時代は英2000ギニー(英G1・芝8f)、クイーンエリザベス2世S(英G1・芝8f)など英米7戦4勝の成績を残して英3歳牡馬チャンピオンに輝き、種牡馬入りしてからはSir Percy(英ダービー-英G1)、Ameerat(英1000ギニー-英G1)、Reverence(スプリントC-英G1)などを出し成功している。日本ではニシノカムシン(牝3、美浦・相沢郁厩舎)、エステームシチー(牡4、栗東・岡田稲男厩舎)の2頭が勝ち馬となっている。