4月3日に中山競馬場で行われるダービー卿チャレンジトロフィー(4歳上・GIII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、阪神競馬場で代替開催された2011年はデータの集計対象外とした。
過去10年で最多となる4回の馬券絡みがダイワメジャー。3回でキングカメハメハが続き、2回がハーツクライ、Encosta De Lago、ディープインパクトとなっている。
ダイワメジャー産駒は「2-2-0-11」。14年カレンブラックヒル、17年ロジチャリスの2頭が歴代の勝ち馬として名を連ねるほか、昨年はボンセルヴィーソが13番人気2着と大駆けしていた。1〜3番人気の支持を集めた馬が1頭しかいなかったことを踏まえれば、好走率・回収率ともに申し分のない成績と言えるだろう。今年はショウナンライズ、ボンセルヴィーソが出走予定。
ディープインパクト産駒は「0-1-1-18」。好走例は16年3着サトノアラジン、19年2着プリモシーン、とすでにマイルGIで5着以内歴のあった実績馬。4人気以下は「0-0-0-15」と振るわず、1人気に推された18年グレーターロンドン、20年プリモシーンも馬券圏外の5着に敗れているため、過度な信頼は置きづらいかもしれない。今年はスマイルカナ、テルツェット、トラインの3頭が特別登録。
スクリーンヒーロー産駒は「1-0-0-2」。15年にモーリスが勝利しており、同馬は次走で安田記念も制覇し、マイルGIを4連勝する躍進を遂げていた。今年はウインカーネリアンが出走予定。