4月7日(水)船橋競馬場を舞台に、牝馬のマイル重賞マリーンカップが開催される。
今年は中央馬4頭、南関東勢2頭、他地区から1頭の7頭立てで少頭数となった。
本命は昨年の覇者サルサディオーネ。船橋コースでは報知グランプリカップ、クイーン賞も制していて得意だし、エンプレス杯を使ってのローテは昨年同様。2008〜2018年まではJRA勢のVが続いていたが、2019年からの2年は南関勢が勝利していて近年は地方馬の勢いがある。同型が不在でスムーズにハナに行けそうなメンバー構成で展開面からも期待十分。
相手筆頭はフェアリーポルカ。2020年に中山牝馬S、福島牝馬Sで重賞2勝を挙げ、今年の中山牝馬Sでも3着と好走していて実績は上位。これまで芝しか経験がなくダートは初めてになるが、500キロを超える大型馬で馬格にも恵まれ、血統背景からもダートをこなしてくれそうだ。未知な面がある分印は対抗としたけど、初ナイター、初コースを苦にしなければアッサリ逆転もあるとみている。
またマドラスチェックは、ダート路線に転向してからは11戦して掲示板を外したのは1度だけで走りの安定感は折り紙付き。昨年のJBCレディスクラシックではアタマ差の2着で勝ち馬にも劣らぬ内容だったし能力的に差はなく買い目には入れておきたい。
フェアリーポルカ同様今回が初ダートとなるレッドアネモスは、昨年のクイーンSで11番人気という低評価を覆して勝利し重賞ウィナーの仲間入りを果たした。休養後の2戦は2桁着順が続いているものの、マイルでは2勝を挙げていて距離は得意だし自在性があるのも魅力で軽視はできない。
穴で狙いたいのは重賞初挑戦となるテオレーマ。3勝クラスを2戦目で勝ち上がり勢いがある。相手が上がって楽ではないけど、船橋は地方競馬の中では直線が長く武器の末脚が生かしやすいので差しが決まる展開になれば台頭のチャンスもありそうだ。
馬券はサルサディオーネを軸に上記に挙げた相手4頭にして3連複で狙う。
(文=「勝馬」記者・豊岡加奈子)
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