54歳柴田善、史上最年長重賞Vへ平常心で挑む 土曜新潟、日曜東京で

2021年04月22日 06:00

 ベテランの手綱さばきを見せたい柴田善(右)

 JRA現役最年長の柴田善臣(54)=美浦・フリー=が、今週土曜新潟、日曜東京で史上最年長重賞Vにチャレンジする。

 日曜のフローラSはレッジャードロとの初コンビ。「すごくフットワークがいい。さすがスローの中山で33秒台の脚を使った(新馬戦V=33秒9)馬」と感心しきり。「あとで(前走まで騎乗していた)菜七子に聞いとくよ」と楽しそうに笑った。土曜の福島牝馬Sはデンコウアンジュ。コンビで重賞2勝の8歳牝馬に、「偏屈で気難しいけど、競馬ではちゃんと走ってくれる。偉い馬だよ」と信頼は厚い。

 先週14日の東京スプリントでは、リュウノユキナで16年9カ月ぶりに大井で美酒を味わった。昨秋から度重なる骨折で苦しんだとあって「痛い思いをした分、今はいい感じ。これも巡り合わせかな」と振り返る。「最年長重賞V?気にしてないよ」とは言うが、JRA全10場重賞制覇に、残るは「函館のみ」と伝えると、「いい馬を探さないとね」とヤル気は十分だ。先週、1勝を積み重ねてJRA通算2303勝。今週も乗りに乗る大ベテランから目が離せない。(デイリースポーツ・村上英明)

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