サッポロ生ビール黒ラベル特別に出走予定のハッピーホンコン(撮影:小金井邦祥)
28日の門別グランシャリオナイター、メイン(最終)12Rは3歳上B4-C1-1組条件の「サッポロ生ビール黒ラベル特別/1200m外回り」。
前走、オープニングデー4月14日のC1下条件「すぱっと!POG!開幕記念特別」で2着を9馬身ちぎって圧勝、余勢駆って冬休み越しの3連勝ねらうラテントパワーズを筆頭に、前4戦つづけて馬券圏内と末脚安定ストラール、前走冬休み明け降級のC1下「福寿草特別」4馬身差圧勝のモウカッテル、前走同条件(B4-C1-1組)の「モンテロッソ賞」2着ではっきり復調を示したアレグロなどなど、この条件では明らかに地力上位の実力馬が顔をそろえた一戦です。
そんな中で注目したいのが3歳牡馬ハッピーホンコン。昨年8月に2歳オープン「ターフチャレンジ2/1200m外回り」で後の重賞2勝馬リーチの猛追をハナ差しのいで逃げ切るなど、デビュー当初から能力あるところを見せ、JRA戦も5度に亘って出走(最高着順は昨年11月の東京2歳1勝クラスの4着)しているので、応援していただいているファンの皆さんも少なくないかもしれません。
前走は“宿敵”リーチに最後交わされてしまいましたが、遠征の鎌倉記念SII含めて2歳重賞を2勝している「全国区の活躍馬」から1馬身差、ましてや3着ビービーアクティブには4馬身もの決定的な差をつけており現3歳世代ではトップクラスのスプリント能力を秘めているのは間違いないところ。
今回は前走逃げて9馬身差の余勢を駆るラテントパワーズが再度ハナを切る可能性が高そう、序盤からある程度“タテ長”の隊列になる可能性が高そうなメンバー構成なら1番枠からすんなり好位で速めの流れに乗って行ける可能性十分でしょうし、デビュー以来の最高体重(前走比+6キロ)をひと叩きしての今季2戦目ということで上積みも期待できそうな臨戦過程と言えそうです。
冒頭に挙げた古馬勢がかなりの強敵であることは間違いなさそうですが、このハッピーホンコンが3歳4月末の時点でB4下条件で「古馬勢撃破」となれば、5月13日(木)の3歳三冠初戦「第45回北斗盃H2/1600m内回り。JBC協会協賛『フィエールマン賞』」への注目度もさらに高まっていくのでは。そうした観点からも、楽しみの多い一戦と言える「サッポロ生ビール黒ラベル特別」の発走時刻は20時35分です。お見逃しなく!
(文:ひだか応援隊)