先週13日の3歳三冠競走・第1戦「第45回北斗盃H2/1600m内回り、JBC協会協賛フィエールマン賞」は、1番人気に推された第1回JBC2歳優駿JpnIII勝ち馬ラッキードリームが4角先頭から押し切って優勝。前日に落馬負傷の主戦・石川倭騎手から急きょ乗り替わった五十嵐冬樹騎手が抜群の発馬を決め、序盤3番手の絶好位からスムーズに末脚を引き出し、ライバル2頭(2着リーチ、3着ソロユニット)を振り切っての完勝でした。
前哨戦を使わず、しかも初挑戦となる内回り1600mの北斗盃H2を今季初戦に定めて勝ち切ったことで、この後、JBC2歳優駿JpnIII(1800m)と同じ外回りに替わり距離も延びる北海優駿H1(ダービー/2000m)、王冠賞H2(1800m外回り)に向けては競走条件的にもローテーション的にも「断然優位」に立った感があります。一昨年リンゾウチャネル以来2年ぶり史上6頭目の「三冠馬」誕生も、大いに期待できるのではないでしょうか。
さて、きょう19日のメイン(最終)12RはJBC協会協賛のスタリオンシリーズ(生産者賞)「アドマイヤムーン賞/A1〜A1-4組、1800m外回り」。前走、今季最初の古馬重賞「コスモバルク記念H2/1800m外回り」で王者クインズサターンの3着に追い込んだクラキングスが最も注目されそうですが、昨秋そのクラキングスと好勝負していたバンカブルスターやモズノーブルギフト、サイファリスらも大きな差はなさそう。
さらには大井B級で好勝負を続けていたグランシュマンに、高知A級で好走を重ねて今回ともに転入初戦のフクノグリュック、キャプテンオリオンらも上位争いに食い込んで来れる能力は秘めていそうです。先手とるだろうバンカブルスターを目掛けて、他の人気馬たちも早めに仕掛けていく流れが予想されるだけにゴール前は二転三転のシーンもありそうなメイン12R「アドマイヤムーン賞」。発走時刻は20時35分です。お楽しみに!
(文:ひだか応援隊)