M.デムーロ騎手騎乗、ゴールドシップ産駒ユーバーレーベンがオークス制覇(撮影:下野雄規)
23日、東京競馬場で行われたオークス(3歳・牝・GI・芝2400m)は、中団後方でレースを進めたM.デムーロ騎手騎乗の3番人気ユーバーレーベン(牝3、美浦・手塚貴久厩舎)が、直線で外から各馬を差し切り、内で馬群を捌いてきた2番人気アカイトリノムスメ(牝3、美浦・国枝栄厩舎)に1馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分24秒5(良)。
【豆知識】
※データは注記のあるものを除き1986年以降、JRAのみ。
◆“マイネル”冠で知られる一口馬主クラブのラフィアンターフマンクラブは、2013年NHKマイルC(マイネルホウオウ)以来のGI制覇。クラシック制覇及び牝馬でのGI制覇は、1986年の創設以来初。
◆ビッグレッドファーム生産馬は2009年天皇賞・春のマイネルキッツ以来、JRA平地GI・2勝目。障害ではマイネルネオスがJGI、地方ではドリームバレンチノとディアドムスがJpnIを制している。
◆ゴールドシップ産駒はGI初制覇。重賞はブラックホールの2019年札幌2歳S以来、2勝目。
◆1勝馬のオークス制覇は1995年のダンスパートナー以来。3着以内も2013年2着のエバーブロッサム以来。
◆手塚貴久調教師の牝馬でのGI制覇は、2013年の桜花賞を制したアユサン以来。同馬の鞍上はM.デムーロ騎手の弟、C.デムーロ騎手だった。
◆関東馬のオークス上位2着内独占は、アパパネとサンテミリオンが1着同着となった2010年以来。1986年以降では2回目。
◆3着ハギノピリナの単勝215.4倍はGI・3着以内馬のオッズとして歴代10位。クラシックでは1987年日本ダービー2着のサニースワロー(225.4倍)、2018年同3着のコズミックフォース(223.7倍)に次ぐ3位。
◆オークス1番人気の優勝は昨年までの5年連続、3着以内は8年連続でストップ。