ジャパンカップ(11月30日・東京芝2400m)の特別登録を済ませている
クロワデュノール(栗東・斉藤崇史厩舎)。態勢が整わなければ、有馬記念(12月28日・中山芝2500m)という選択肢もあるところに変化はないものの、今朝19日は
ジャパンCに向けた1週前追い切りを行っている。
北村友一騎手が跨り、CWでの3頭併せ。
センツブラッドが先行して、これを2歳新馬
バステールが続いて、
クロワデュノールは最後方から。2コーナーあたりで3頭の差がそれぞれ1馬身くらいになったが、6F標識に流れていく頃には先頭から後ろまで4馬身くらい。入りは遅いラップだったが、そこからじわじわと
スピードを上げていく。
前2頭がうまく
スピードに乗った4コーナーで
クロワデュノールはラップ自体速くなったものの、少し
スピードに乗り切れない面もあって、最後の直線に向くと前2頭に離されてしまう。その分、最後までその差を詰めることができず、結局は最遅という形でのフィニッシュとなった。
時計は6F83.4〜5F66.6〜4F51.0〜3F36.2〜2F22.5〜1F11.1秒。道中はきれいな加速ラップを踏んでいるし、最後の直線も11.4秒から11.1秒。数字の流れはすごくきれいなのだが、走り自体はやや余裕がなかった印象。もっとゆったりと走ることができるのが、この馬の特徴だけに、来週の追い切りでそういったところが戻ってくるかどうかが見どころだろう。
(取材・文:井内利彰)