6月5日にニューヨーク州のベルモントパークで行われる、北米3歳3冠最終戦のG1ベルモントS(d12F)に出走するロンバウアー(牡3)の鞍上が、ジョン・ヴェラスケスに決まった。同馬を管理するマイケル・マッカーシー調教師が、22日(土)の夜に明らかにしたものだ。
15日にメリーランド州のピムリコで行われた北米3歳3冠2戦目のG1プリークネスS(d9.5F)を制した際には、フラヴィエン・プラが騎乗したロンバウアーだったが、プラはベルモントSでは、ケンタッキーダービーで騎乗し3着となっているホットロッドチャーリー(牡3)に騎乗することを選択。一方、ジョン・ヴェラスケスがケンタッキーダービーとプリークネスSで手綱をとったメディーナスピリット(牡3)はベルモントSに出走せず、また、ベルモントS出走の可能性があったG1ケンタッキーオークス(d9F)勝ち馬マラサート(牝3)も回避することが決定。体が空くことになったヴェラスケスに、ロンバウアー陣営がオファーを出し、ヴェラスケスがこれを快諾したものだ。
ヴェラスケスは、07年にラグズトゥリッチズで、12年にユニオンラグズでベルモントS制覇の実績があるが、このうちラグズトゥリッチズはトッド・プレッチャーの管理馬。07年当時、ロンバウアーのマイケル・マッカーシー師は、プレッチャー厩舎でアシスタントを務めていた。
(文:合田直弘)