【門別競馬情報】「門別デビュー馬V」なるかJRAリュウノユキナ!前年覇者メイショウアイアンを筆頭に、レベル上がった地元勢も好勝負へ「第25回北海道スプリントカップJpnIII」/地方競馬情報

2021年05月27日 11:30

「門別デビュー馬V」を狙うリュウノユキナ(撮影:高橋正和)

 いよいよ今季最初のダートグレード競走「第25回北海道スプリントカップJpnIII/1200m外回り」がきょう27日の第11競走(発走20時00分)で行われます。昨年は田中淳司厩舎のメイショウアイアンがJRAマテラスカイらと3頭横一線の追い比べを外から捻じ伏せて優勝、2000年(札幌1000mで施行)のオースミダイナー以来実に20年ぶりとなる地元馬Vを飾りましたが、今年は「JRA所属馬」として“凱旋出走”を果たすリュウノユキナが、レース史上2頭目(2016年JRAニシケンモノノフ以来)となる「ホッカイドウ競馬(門別)デビュー馬V」を成し遂げられるかに注目が集まりそうです。

 今年はJRA勢が、勢い最高潮のリュウノユキナを除けば、3勝クラス→オープン特別を2連勝中のスマートアルタイル、4走前3勝クラス勝ちの後は着外が続いているサンライズカラマ、昨年8月の新潟・NST賞勝利以降はくすぶっている印象のヒロシゲゴールドという顔ぶれ。

 例年より幾らか見劣る印象もあるだけに、決して贔屓目ではなく、前年覇者メイショウアイアンを筆頭とする地元勢も上位に食い込める可能性は十分にありそう。

 そのメイショウアイアンは前走の今季初戦が6着という意外な結果も、着差的に“大敗”したわけではないですし、序盤から押して前に行かせるようなレース内容で、ここに向けて「ペースの上がる交流重賞で置かれすぎないように」といった意図が垣間見えた感もありました。本来の「終いに懸けるスタイル」ならもっと着順は上位だったかもしれませんが、シーズン初戦であえて積極策を採らせたことが昨年に続く好走に繋がるような期待も感じさせます。

 昨年のシーズン最終日に、道営記念と合わせ“ダブルH1”の形で施行された道営スプリントを道中ほぼ最後方から直線一気でぶっこ抜いたジャスパーシャイン。C2勝ちから一足飛びのH1挑戦で歴戦のタイトルホルダーたちを纏めて面倒みてしまったその凄まじい末脚に、驚愕の念を抱いた皆さんは決して少なくなかったのではないでしょうか。

 こちらもシーズン初戦は僅か届かずの4着でしたが、道中の流れが速くなる交流重賞なら自慢の末脚が再び炸裂するシーンも期待できそう。

 ほかにも、昨年12月にJRA中山のカペラステークスGIIIに遠征で挑み、ジャスティンの0秒8差(9着)と大健闘した元JRA3勝馬イダペガサス、昨年このレース4着で今季初戦を幸先よく勝利したJRA元オープンの9歳馬ニットウスバル、前走の転入初戦を鋭く差し切った2020年JRA根岸ステークスGIII3着馬スマートアヴァロン、昨年グランシャリオ門別スプリントH2で驚異のレコード勝ちアザワク等々、近年の門別所属馬の「レベルアップ」を実感できるメンバーが揃いました。馬券的にも、好配当を積極的に狙っても面白そうな一戦ではないでしょうか。

 この第25回北海道スプリントカップJpnIIIは、通常のメインレース(最終)とは違い、一つ前の11Rで行われます。20時00分ゲートインですので、お間違えありませんよう。門別での、今季最初のダートグレード競走を存分にお楽しみください!

(文:ひだか応援隊)

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