福永を背にシャフリヤール(手前)は好調ぶりをアピール
「日本ダービー・G1」(30日、東京)
3度目のダービー制覇を狙う福永を背に26日、
シャフリヤールは栗東坂路で
サトノシリウス(6歳2勝クラス)と併せ馬。馬なりで楽に追走すると、ラストは1馬身半差で楽々と抜け出した。タイムは54秒4-39秒7-12秒1。鞍上は「予定通り。しまいをサッと気持ち良く伸ばした。順調なのが何より」と目を細める。見届けた藤原英師も「いい動きでした。3歳のこの時期に健康体であることは難しいですが、ここまで手がかからなかったのはアドバンテージ」と仕上がりの良さに胸を張った。
毎日杯を快勝しながら皐月賞をパスした陣営の判断はプラスに働いた。福永が「ひと回り大きく見せて成長している」と驚くほどの進化ぶりを見せている。自身にとっても武豊(98、99年)、四位(07、08年)に続く史上3人目となるダービー連覇が懸かる。「
コントレイルが3冠を達成した日に、デビュー戦を勝ったのがこの馬。その時にダービーに行きたいと思った馬と挑戦できるのは、騎手冥利(みょうり)に尽きる」と気合を込めた。