25日、阪神競馬場で行われたすみれS(3歳OP、芝2200m、9頭立て)は、柴山雄一騎手騎乗の6番人気アルナスライン(牡3、栗東・松元茂樹厩舎)が、中団追走から直線では馬群を割って伸び、先に抜け出した2番人気フィニステールをクビ差差し切った。勝ちタイムは2分15秒0(良)。さらに1馬身差の3着に3番人気ベッラレイアが入り、ディープインパクトの半弟で1番人気に推されたニュービギニングは最後方追走も伸びを欠き7着に終わった。
勝ったアルナスラインは父アドマイヤベガ、母エラティス(その父El Gran Senor)という血統。半姉に01年ファンタジーS(GIII)2着のツルマルグラマー(父フジキセキ)、同日の阪神8Rで3勝目を挙げたメガクライト(牝4、美浦・小西一男厩舎、父アグネスタキオン)がおり、姉弟で8、9R連勝となった。
6月の新馬戦は11着に敗退したが、5か月ぶりの実戦となった2歳未勝利(福島・芝1800m)を追い込んで快勝。暮れの樅の木賞(2歳500万下、中京・ダート1700m)で2勝目を挙げ、前走の京成杯(GIII)は後方から鋭く伸び3着に入っていた。通算成績6戦3勝。