【ラジオNIKKEI賞予想】夏の3歳ハンデ戦は今年も大激戦! AIが指名したのは不測の人気薄穴馬/JRA重賞レース展望

2021年06月28日 20:30

前走はダメージが残っていながら好時計での勝利。「疲れを取って本来の走りができるようになれば、さらに良くなります」と鞍上の川田騎手も太鼓判(C)netkeiba.com

 今週からは開催が、福島・小倉・函館の3場に変わり、本格的な夏競馬がスタート。ローカル競馬場のコース特徴や、暑さなどの条件を織り込んだ夏ならではの予想シーズンに入っていくことになります。

 日曜にはCBC賞(GIII・小倉・芝1200m)、ラジオNIKKEI賞(GIII・福島・芝1800m)とハンデ重賞が2つ。今年もかなり面白そうなメンバーが揃いました。その中から、近年波乱の決着になることの多いラジオNIKKEI賞から、オリジナルのビッグデータを活用したAI競馬予想が弾き出した激走注目馬を紹介します。

 現在、出走予定メンバーは18頭が登録中。そのなかでも人気になりそうなのは、まず前走のスプリングSで1人気3着だったボーデン(牡3・美浦・木村厩舎)。3ヵ月の休養明けになりますがまだ底の見えない能力上位馬です。

 次いでNHKマイルCを11人気4着したリッケンバッカー(牡3・栗東・西村厩舎)。若葉Sで1人気2着だったシュヴァリエローズ(牡3・栗東・清水久厩舎)。さらにスプリングSではボーデンに先着の2着となっているアサマノイタズラ(牡3・美浦・手塚厩舎)などもいます。もちろん荒れることで有名な一戦。1勝クラスを勝ったばかりの馬たちもチャンスが転がり込んでくる可能性は十分です。

 3歳のハンデ戦だけあって、近10年で3連複の万馬券超えが7度。2011年を除いて毎年7人気以下の穴馬が馬券になる、波乱傾向がかなり強めの重賞です。引き続き下位人気の下剋上も十分にあります。

 まだ枠順や当日の馬場状態予測を反映されていないものとなりますが、その中でnetkeibaAIが導き出した激走注目馬は、前走で1勝クラスを勝ったばかりのジュンブルースカイ(牡3・栗東・友道厩舎)でした。

【今年も波乱!? 主役は人気薄の前走1勝クラス馬】

 昨年9月のデビューから6戦で[2-1-2-1]、掲示板外は朝日杯FSの一度だけと、安定して好走しているジュンブルースカイ。4月に1勝クラス戦(阪神芝1600m)を勝ったばかりですが、昨年はデビュー2戦目で荻S(京都芝1800m)を若葉S2着のジュヴァリエローズの2着。3戦目の東京スポーツ杯では、勝ったダノンザキッド、同じドゥラメンテ産駒のタイトルホルダーに次ぐ3着を確保しているように、重賞でもしっかりと活躍できています。

 4戦目の朝日杯FS(GI・阪神芝1600m)では12人気12着と振るいませんでしたが、輸送で大きく馬体を減らした東京スポーツ杯から1か月での出走だった中、それでも上りの脚は3位の34.2秒は出せていたように完全な力負けともいえない結果でした。

 今回は前走以来、約3ヵ月ぶりとなる出走になりますが、これまでの実績からも、ある程度間隔を空けて無理のない使い方をした方が力を発揮できそうで、馬体自体の成長も見受けられる様子。福島コースは初挑戦となりますが、前レースのダメージの影響がありながら勝ちきった前走のように、中団に構えてからの外差しは期待できます。

 あとは調教の時計、枠順、馬場状態など、総合要素を加えての最終決定となりますが、馬券の検討材料のひとつにAIジャッジを参考にしてみるのはいかがでしょうか。

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