かつてはJRAでも数多くのGIを制したO.ペリエ騎手(撮影:高橋正和、2008年撮影)
現地時間10月3日にフランスのパリロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(3歳上牡牝・G1・芝2400m)。
欧州ブックメーカー各社の前売り発売で人気の一角に推されているワンダフルトゥナイト(Wonderful Tonight、牝4、英・D.ムニュイジエ厩舎)は、オリビエ・ペリエ騎手とのコンビで臨むことがわかった。英競馬メディア『Racing Post』などが現地時間3日、報じた。
前走まで騎乗したW.ビュイック騎手は、ゴドルフィンのアダイヤーかハリケーンレーン(ともに牡3、英・C.アップルビー厩舎)への騎乗が予定されるため、騎乗経験(未勝利戦1着)もあるペリエ騎手に白羽の矢が立ったもの。
この後のローテーションはまだ決定はしていないが、管理するムニュイジエ調教師は、前哨戦からの騎乗を希望している。
ワンダフルトゥナイトは、父がBlushing Groom系のLe Havre、母Salvation、母の父モンジューという血統。
昨年のロワイヤリュー賞(仏G1)から英チャンピオンズFMS(英G1)、今年のハードウィックS(英G2)、リリーラングトリーS(英G2)と、現在重賞4連勝中。通算成績は10戦6勝。
ペリエ騎手は1973年1月12日生まれの48歳。凱旋門賞は1996年から1998年にかけ、エリシオ・パントレセレブル・サガミックスで3連覇を達成。直近ではソレミアに騎乗した2012年に、オルフェーヴルを差し切っての勝利を収めている。