いよいよ、今年の東京開催もラストウィーク。メイクデビューは土日で計4鞍が組まれている。各厩舎の素質馬がスタンバイしており、どの馬が勝ち上がるのか注目だ。
【11月29日(土) 東京芝1600m】
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ゲンテン(牡、父
シルバーステート、母レディイヴァンカ、美浦・尾関知人厩舎)
母は米G1・スピナウェイSの勝ち馬。「ゲート試験に合格後は放牧に出し、じっくりと進めてきた。コントロールが課題だけど、いい時計が出ているようにポテンシャルは高そう。背が低めの体形で、まずは1600mぐらいが良さそうです」と尾関知人調教師。鞍上はD.レーン騎手が予定されている。
【11月30日(日) 東京芝1800m】
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ウルフマン(牡、父
フィエールマン、母シンハディーパ、美浦・手塚貴久厩舎)
叔母にオークス馬の
シンハライトがいる。「
テンションがピリッとしやすいけど、追い切りを重ねる毎に良くなっている。牡馬にしては薄手でスラッと見せる体つき。そのぶん、軽い走りで切れがありそうなイメージです」と手塚貴久調教師。鞍上はD.レーン騎手が予定されている。
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ゴーラッキー(牡、父
キタサンブラック、母ジェットセッティング、美浦・黒岩陽一厩舎)
母はG1・愛1000ギニーの勝ち馬。半兄にシンザン記念2着の
ペースセッティングがいる。「まだ緩さがあるけど、
バランスはいい。のどを手術して問題なく動けているし、能力は高いと思う。軽い芝なら速い脚を使えそうです」と黒岩陽一調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。
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サンヴィクトワール(牝、父
ポエティックフレア、母ナスノシンフォニー、美浦・武井亮厩舎)
母は通算3勝を挙げ、2歳GI・ホープフルS(5着)にも参戦した。叔父には青葉賞2着、日本ダービー3着の
ハーツコンチェルトがいる。「本当に良くなるのは先だと思うけど、いい時計で動けているし、乗った人の評価は高い。能力はあると思います」と武井亮調教師。鞍上は松山弘平騎手が予定されている。
(取材・文:竹之内元)