【関屋記念予想】人気サイドと中穴押さえで馬券を組め!

2021年08月15日 07:35

このレースと相性が良いディープ産駒のサトノアーサー(撮影:下野雄規)

 金メダルラッシュのオリンピックモードも終わり、今週からは新潟&小倉&札幌というお馴染み夏の3場開催が始まる。

 重賞開催は日曜日の2レースのみ。新潟競馬場で関屋記念(GIII・芝1600m)、小倉競馬場で小倉記念(GIII・芝2000m・ハンデ戦)となる。

 そのうち関屋記念のほうをデータからチェックしていこう。

 先週、当コーナーで取り上げたエルムS(函館ダート1700m)は、前走マリーンSの上位3頭重視を指摘。結果、そのうちの2頭、スワーヴアラミス(4番人気)とオメガレインボー(7番人気)で決着して、高配当となった。なかでもデータの中心だったスワーヴアラミス(1着)をプッシュできたのは収穫だったと思っている。今週もこの調子で続けたい。

1 関屋記念は圧倒的に中穴狙いのレース?

 過去10年の配当データを見ると、関屋記念はガチガチではないけれど、破滅的に荒れることもないレースだということがわかる。

 馬連では3桁配当はなし。かわりに馬連万馬券も発生していない。つまり常に10倍〜70倍台。3連複も過去10年で万馬券が3回。ほか7回はこれも50倍前後という状況。3連単もこれまた10万円台超えが2回。あとは普通の万馬券となっている。

 馬券は堅すぎず、狙い過ぎず。中間を狙っていくのが正攻法になるのかも…。

2 10番人気以下の人気薄の一発は期待薄?

 同じく過去10年。3着までにきている馬で10番人気以下という馬はいない。2桁人気の馬はなかなか好走が難しいようだ。過去にあるのは15年の9番人気ヤングマンパワー(3着)くらい。

 一方、1番人気馬はそれなりに走る。過去10年で7回は馬券に絡んでいる。しかし勝ちきっているのは3頭(12年ドナウブルー、18年プリモシーン、19年にミッキーグローリー)。うち2頭は牝馬である。

 ただ組み合わせとしては、微妙に中位人気が絡む傾向アリ。やはり項目1と同じように、人気同士の馬券でもないし、人気薄同士というのも厳しいということか。

3 なぜか圧倒的に強い外枠!

 枠の内外有利に関しては、答えは出ている。これは7&8枠圧倒的有利ということ。過去10年、馬券圏内30頭中、7&8枠馬が14頭占めているのだ。外枠有利といえば新潟の直線芝1000m戦が有名だが、この関屋記念も同じ傾向が出ているようだ。人気馬が外枠に入ればかなりプラス。ただし人気薄が外枠に入ったとしても、それだけで上位にこられるほど甘くもないというデータにもなっている。

4 牝馬、もしくはディープ産駒が強い?

 夏の重賞に強いといわれる牝馬。しかし関屋記念ではその傾向は薄かった。だが近3年で状況は変わりつつある。18年は上位3頭がすべて牝馬占有。2年前は2着のみ牝馬だったが、昨年は2&3着が牝馬になった。今年は執筆時点で、牝馬は6頭登録あり。やはり気にしておいたほうが良いだろう。さらにこのレースはディープ産駒も好走傾向強い。昨年も18頭中4頭しかいなかったサトノアーサー(4番人気)が勝ちきっている。

5 重視前走はエプソムカップ、中京記念、安田記念? 

 最後に前走傾向。これは着順関係なしに、前走エプソムC、中京記念、安田記念組が強いという傾向が出ている。昨年の上位3頭は、前走エプソムCと中京記念で独占。そのほかの年でもほぼこの前走レース組が絡んでいる。その数、過去30頭中16頭がそれに当たる。

 今年でいえば、エプソムC組がアトミックフォースとミラアイトーン。中京記念組がアンドラステ、ロータスランド。安田記念組がカラテ。これも要チェックだ。

(netkeiba編集部)

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