キャロットC

【新潟記念注目馬】ザダル 極上の切れ味を武器に重賞連勝へ

2021年09月03日 07:33

新潟記念で重賞連勝を狙うザダル(撮影:下野雄規)

 9月5日、新潟競馬場で行われる新潟記念(3歳上・GIII・芝2000m)に出走するザダル(牡5、美浦・大竹正博厩舎)。

 同馬は父トーセンラー、母シーザシー、その父Lemon Drop Kidという血統。通算成績は10戦5勝。

 2018年12月に予定していた新馬戦で出走取消となり、仕切り直しとなった翌年1月の新馬戦を7番人気ながら勝利。さらに自己条件、プリンシパルS(リステッド)とデビュー以降、無傷の3連勝で日本ダービー(GI)への切符を手中にしたが、厳しいローテーションを嫌って自重。

 再始動戦となったセントライト記念(GII)3着を含め、菊花賞(GI)13着、翌年の中山金杯(GIII)8着となかなか重賞には手が届かなかったが、毎日王冠(GII)5着を経て、前走のエプソムC(GIII)でようやく悲願の重賞初制覇を果たした。

 昨夏の関越S(OP)では最速の上がり32秒8を記録して勝利するなど、切れ味はメンバーでも指折り。安定した末脚には定評があり、ここでの重賞連勝を手土産に、秋のGI戦線に殴り込みをかけたいところだ。

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