現地時間9日、ブラジルの
シダーデジャルディン競馬場で、
サンパウロ牝馬四冠競走の第2戦、
エンリケデ
トレドララ大賞(3歳牝・G1・芝1800m・6頭立て)が行われた。
道中2番手を進んだ1番人気のハットトリック産駒
マカダミア(牝3、H.フェルナンデス騎手)と、ハナを切った2番人気
オリンダドイグアス(牝3、J.アパレシド騎手)の2頭が、直線で後続を突き放す。
この争いを
マカダミアが制し、
オリンダドイグアスに1.3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分47秒843(良)。
勝ち馬から7.3/4馬身離れた3着には、3番人気のアグネスゴールド産駒オリンピックロンドン(牝3、N.サントス騎手)が入った。
マカダミアは母Une Autre Etoile、母の父Northern Afleetという血統。ブラジルのA.メネゴロ厩舎の管理馬。
通算成績は5戦2勝で、今年6月の
マルガリータポラ
クララ大賞に続いてのG1制覇。前走
サンパウロ牝馬四冠の第1戦ピラシカーバ男爵大賞(伯G1)は、アグネスゴールド産駒
オリンピックラスパルマス(今回は未出走)の短頭差2着だった。
ハットトリックは父サンデーサイレンス、母トリッキーコード、その父Lost Codeという血統。2005年のマイルCS(GI)、香港マイル(香G1)覇者。現役引退後はアメリカで種牡馬入り。2017年からブラジルでけい養されていたが、昨年の8月3日に同地でこの世を去った。
※馬齢は現地表記に準ずる。