現地時間23日、オーストラリアのムーニーバレー競馬場でG1・コックスプレート(3歳上・芝2040m)が行われた。
道中は8頭立ての6番手を進んだ4番人気ステートオブレスト(State of Rest、牡4、J.アレン騎手)が、3-4コーナーで内を突いてコーナーワークを利し、直線に向いたところで先頭へ。同じような進路取りでさらに後方から前を追った1番人気タイのアナモエ(牡3、C.ウィリアムズ騎手)との追い比べも制し、0.1馬身差をつけて1位入線。
その最後の追い比べの際に接触があり、アナモエ陣営の異議申し立てによって30分ほどに渡る審議が行われたが、レースは到達順位どおり確定した。勝ちタイムは2分06秒97(重)。
アナモエと並ぶ1番人気タイのベリーエレガント(牝6、D.レーン騎手)は、最後方の大外から追い込んだが前2頭には及ばず、勝ち馬から1.1馬身差の3着だった。
ステートオブレストは、父がデインヒル系のStarspangledbanner、母Repose、母の父Quiet Americanという血統。アイルランドのJ.オブライエン厩舎の管理馬。
前走アメリカの芝G1・サラトガダービー招待Sで重賞初勝利をあげたのに続き、今回も欧州から遠く離れた地で連勝を果たした。通算成績は9戦3勝。
※馬齢は現地表記に準ずる。