今季の門別グランシャリオナイター競馬もいよいよ、きょう26日から始まる第15回開催(前節26〜28日、後節11月2日〜4日)の6日間を残すのみ。クライマックスの3重賞、第2回JBC2歳優駿(JpnIII・11月3日、1800m外回り)および第16回道営スプリント(H1・11月4日、1200m外回り)、そして伝統の古馬頂上決戦にして令和3年度ラストレース・第64回道営記念(H1・11月4日、2000m外回り)に出走予定の各馬が最終調整へと向かう中、各地の地方競馬で相次いで行われる交流重賞などを目指す素質馬たちも一気に増えてきました。
きょう26日の盛岡8R(発走15時50分)で行われる芝1000mの地方交流重賞「第11回OROターフスプリント」には、JRA挑戦&在籍時の“芝実績”で優位に立つエムティアン、ハッピーホンコン、クラヴィスオレアの3頭が参戦。この3頭の中から勝ち馬が出る可能性も十分ありそうと思われます。
翌27日、船橋11Rで行われる全日本2歳優駿JpnIトライアル・第67回平和賞SIII(1600m、発走20時10分)にはノーズトゥテールが、さらに翌28日、笠松競馬10R(発走15時50分)で行われるグランダム・ジャパン(GDJ)2021「2歳シーズン」の第3戦・第8回ラブミーチャン記念(1600m)には、前走も遠征で園田プリンセスカップ(1400m)を快勝したグラーツィアがGDJ2連勝を目指します。
またその3日後の31日(日)、盛岡競馬場で行われる2歳の地方全国交流重賞・第48回南部駒賞M1(ダ1600m)には重賞タイトルホルダーのモリデンブラック(盛岡・ジュニアグランプリM1=門別から遠征で優勝)のほか、既にオープン含め3勝を挙げているドラゴンゴクウら計5頭が出走予定。一方、迎え撃つ地元勢の大将格も、門別デビューでひと足早く岩手に移籍し盛岡で重賞2連勝中カクテルライトということで「門別デビュー馬で上位独占」は十分にあり得そうです。
なお、この盛岡「南部駒賞M1」は昨年門別から遠征で制したギガキングがこの秋、地方3歳馬・秋の頂上決戦「ダービーグランプリM1」を制したことで、これまで以上に注目されることとなりそう。門別デビュー馬たちの活躍と合わせ、ぜひチェックしていただければと思います。
さてそんな中、今季門別ラスト開催の初日を彩るメイン(最終)12Rは「北海道競馬記者クラブ特別/C1-2〜C2-1組・1200m外回り。発走20時35分」です。メンバー中で2頭のみの3歳馬、アローイアロイとプッシュユアセルフに注目が集まりそうですが、C1格上げ後も上位争いに加わっているラストシーンやヒルノコルシカ、アイガーテソーロ、フランキーにカグラハヤテ、キョウエイリビードら伏兵陣の激走にも注意を払っておきたい一戦でしょう。お楽しみに!
(文:ひだか応援隊)