11月21日(日)に阪神競馬場で行われるマイルCS(GI)に出走予定の
インディチャンプ(牡6、栗東・音無秀孝厩舎)について、追い切り後の音無秀孝調教師のコメントは以下の通り。
「(安田記念は)8番枠でしたが、4コーナーは内を突いて行き場がなかったと思います。直線も馬場が悪いところを伸びてきていますが、あと50、100メートルで差された形になりました。前が空いている時に行かないと閉まってしまいますからね。その分で言うと、仕掛けが早かったかな、という感じがします。
(昨年は)休み明けになりました。いつも使うと上向く馬で、GIIで負けてGIで勝つような馬ですが、昨年はそれ(休み明け)を心配していたらちゃんと走りました。今年は香港を考えていますから、前哨戦を使わない方が良いだろう、ということで休み明けで臨むことにしました。休み明け云々言われないように、しっかりやっています。
(今日の追い切りは)1馬身後ろから追いかけて、最後は交わすことを考えていたんですが、併せた
イメルも走る馬ですから、最後まで抵抗してきましたね。遅れはしなかったんですが、先着もせず、同時入線でした。時計を見ると悪くないですし、半マイルも速いし、最後も12秒台で来ていますから、しっかりやれていて良い状態になっていると思います。先週よりは良いように見えました。先週はもっと後ろから追ってまして、最後は遅れました。皆さんには最後のところだけお見せしているので、調子悪いんじゃないかと思われているかもしれませんが、今日よりもっと後ろから行ってますので、動き的にはほとんど変わっていません。この2週間しっかりやっていますし、帰厩してから速い追い切りを4本やっていますから、これで十分じゃないかと思っています。
昨年は福永くんが上手く乗ったと思います。一旦は勝ち馬を内に閉じ込めたんですから、あれで行けるかな、と思ったら、その外に出してきてゴール前に差したという、やはり相手は強いな、という印象しか残ってないですね。1400、1200メートルになると少し忙しいのかな、という印象を受けますね。1600メートルが一番合っていると思います。
3歳馬は1キロ軽いですし、GIを勝っている馬もいるので、去年よりは強いメンバーなのかな、という印象を受けます。去年の勝ち馬は強いですし、それを思うと良い結果を出して、次の香港へ行きたいと思っています。
勝ち負けを意識してきましたから、上の方の良い着順を、結果を望んでいます。香港には良い感じで行きたいな、と思っています。応援よろしくお願いします」
(取材:山本直)