アイルランドのフェアリーハウス競馬場で28日に行われたG1ハットンズグレイスハードル(芝20F=約4023m、障害数11)は、オッズ1.4倍の圧倒的1番人気に推されたハニーサックル(牝7、父スラマニ)が、2着以下に8馬身差をつける快勝。このレース3連覇を達成するとともに、18年11月のハードルデビュー以来継続している無敗の連勝記録を“13”に伸ばした。
イギリス産馬で、ポイントトゥポイント競走を1戦した後、18/19年シーズンからハードルを跳び始めたハニーサックル。初年度は4戦し、G1メアズノーヴィスハードルCSファイナル(芝20F)を含む4連勝。続く19/20年シーズンも4戦し、チェルトナムフェスティヴァルのG1メアズハードル(芝19F200y)を含む4連勝。20/21年シーズンも4戦し、チェルトナムフェスティヴァルのG1チャンピオンハードル(芝16F87y)を含む4連勝を飾っていた。
同馬の鞍上は、ハードルデビューから一貫してレイチェル・ブラックモアが務めており、この日も女性ナンバーワン騎手を背にしての快勝だった。
次走は、2月5日にレパーズタウンで行われるG1愛チャンピオンハードル(芝16F)の予定。
また同馬は、3月15日にチェルトナムで行われる、ハードル2マイル路線の最高峰となるG1チャンピオンハードルへ向けた前売りで、オッズ1.8倍〜2.0倍の抜けた1番人気に推されている。
(文:合田直弘)