4日に中山競馬場で行われるステイヤーズS(3歳上・GII・芝3600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる7回の馬券絡みがディープインパクト。次点で4回のアドマイヤドン、ネオユニヴァースが続き、3回がエルコンドルパサー、ハーツクライとなっている。なお、アドマイヤドンおよびエルコンドルパサーはすべて同一馬(アルバートとトウカイトリック)によるリピート好走であることを念頭に置きたい。
ディープインパクト産駒は[1-4-2-6]。内訳はモンドインテロ(19年1着、18年3着、16年3着)、ファタモルガーナ(16年2着、14年2着、12年2着)、イグアス(11年2着)。実頭数では3頭による好走となり、モンドインテロは3度目の挑戦でタイトル獲得に至った。今年はトーセンカンビーナ、ボスジラの2頭が出走予定。
オルフェーヴル産駒は[1-1-0-1]。昨年は産駒初出走ながら7人気のオセアグレイトが1着、8人気のタガノディアマンテが2着、6人気のヒュミドールが5着と全頭が入着する活躍を見せていた。人気薄の2頭でワンツー決着だったこともあり、今後の動向も注視していきたい。今年はアイアンバローズ、アスティ、シルヴァーソニックの4頭が該当する。
ハーツクライ産駒は[0-2-1-6]。まだ勝ち馬こそ出せていないものの、20年3着ポンデザール、18年2着アドマイヤエイカン、17年2着フェイムゲームと3度の好走例がすべて別馬であることは評価に値するものだろう。なお、好走した3頭はいずれも1・2人気となるが、20年4着タイセイトレイル(9人気)、17年4着プロレタリアト(8人気)といった人気薄の健闘も目立つ。今年はアドマイヤアルバ、ゴーストの2頭が出走予定。