【中日新聞杯「見逃せない調教師」ベスト3】中京芝2000mでも複勝率は47.8%。芝中距離で逆らえない調教師は?

2021年12月08日 18:03

着実に力をつけてオープンまで上がってきたアドマイヤビルゴ (撮影:井内利彰)

 中日新聞杯に管理馬を登録している17人の調教師のうち、2016年以降の中京芝2000mにおける勝利数、複勝率、複勝回収率をもとに抽出。中日新聞杯で、馬券的にも「見逃せない調教師」とは?

 3位は池江泰寿調教師。集計期間内に中京芝2000mで10勝、複勝率33.8%という成績を残している。複勝回収率65%と、このコース全体での回収率は高くはないものの、重賞に絞ると[2-1-3-11]で複勝回収率101%まで上昇。特に中日新聞杯を得意としており、16年サトノノブレス(1番人気1着)、18年ストロングタイタン(7番人気3着)、20年中日新聞杯(2番人気1着)と直近5年で3回馬券に絡んでいる。

 今年はアイスバブルとボッケリーニが出走予定。連覇を狙うボッケリーニは当然有力だが、アイスバブルも今夏の函館記念で2着するなど衰えは感じられない。人気薄でも侮れない伏兵だ。

 2位は松下武士調教師。集計期間内に中京芝2000mで4勝(複勝率23.8%)。人気薄での激走が多いのが特徴で、複勝回収率は157%に達する。18年1月14日の3歳新馬戦で、18頭立て18番人気のプラードデラルスで2着というド派手な大穴を開けたほか、20年9月13日の2歳新馬ではテリオスルイで8番人気1着、21年6月5日の鳴尾記念ではショウナンバルディで9番人気2着。先週の栄特別でもテリオスマナが11番人気2着と「穴の松下」は健在だ。
 
 今年はショウナンバルディが出走予定。前出の鳴尾記念2着に加え、昨年の中日新聞杯でも8番人気の低評価ながら0.3秒差の4着と健闘しており、このコースでは人気以上の走りを期待してよいだろう。

 第1位に輝いたのは友道康夫調教師。集計期間内に中京芝2000mで13勝を挙げ、複勝率は47.8%。芝の中距離以上において、やはりこの厩舎を外すことはできない。
 
 このコースの重賞での3度の馬券絡みは、愛知杯2着(ランブリングアレー)、きさらぎ賞2着(ヨーホーレイク)、金鯱賞3着(ブラヴァス)といずれも2021年のもの。そろそろ1着が欲しいところだ。

 今年はアドマイヤビルゴが出走予定。5億8000万円(税抜き)という取引価格ばかりが注目されてきたが、着実に力をつけてオープンまで上がってきた。当然、素質は重賞級だ。

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