12日に中山競馬場で行われるカペラS(3歳上・GIII・ダート1200m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる5回の馬券絡みが1番。次点で4回の12番が、3回で11番、13番、14番が続く。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 4-1-1-13/19 複勝率31.6% 複勝回収率121%
2枠 0-0-1-19/20 複勝率5.0% 複勝回収率10%
3枠 0-1-0-18/19 複勝率5.3% 複勝回収率13%
4枠 1-1-1-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率32%
5枠 1-0-1-18/20 複勝率10.0% 複勝回収率22%
6枠 0-5-2-13/20 複勝率35.0% 複勝回収率130%
7枠 2-1-3-14/20 複勝率30.0% 複勝回収率90%
8枠 2-1-1-16/20 複勝率20.0% 複勝回収率70%
【1枠からの馬券絡み】
11年 ティアップワイルド(3番人気2着)
13年 ノーザンリバー(6番人気1着)
15年 ダノンレジェンド(12番人気1着)
16年 ノボバカラ(3番人気1着)
18年 コパノキッキング(1番人気1着)
18年 キタサンミカヅキ(2番人気3着)
2〜5枠、そして6〜8枠の複勝回収率を比較しても分かるように、全体的に外枠優勢の傾向。芝スタートの中山ダート1200mだけに、コースの持つ特徴に沿った傾向だ。しかし、最多の4勝を挙げているのが最内枠の1枠という点が興味深い。
1枠から馬券絡みを果たした5頭のうち、ダノンレジェンドとノボバカラは逃げ切り。ティアップワイルド、ノーザンリバー、キタサンミカヅキは内で脚を溜め、直線でも内目を捌いてきた。行き脚がつかず、大外から差し切ったコパノキッキングは例外的な存在で、1枠を狙うなら、行き切れるぐらいテンの加速力のあるタイプか、砂を被っても平気な内差しタイプが良さそうだ。