今週は中京競馬場で、シンザン記念(GIII)が行われます。
昨年は1番人気のククナが敗れ、4番人気のピクシーナイトと8番人気のルークズネストで決着。馬連は万馬券となり、2番人気のバスラットレオン(3着)を加えた三連単は「11万8210円」の高配当となりました。
昨年だけに留まらず、シンザン記念は近3年が全て三連単「10万超え」と波乱傾向。今年はノーザンファーム生産馬3頭、ラスール、ソリタリオ、レッドベルアームの三つ巴が予想されますが、すんなりと収まるとは思えないような配当が続いています。
そんな波乱必至の一戦を、オリジナルのビッグデータを活用したAIが予想。人工知能によって弾き出された、注目馬をご紹介します。
◆AI「◎」妙味たっぷりの穴馬は…
9日(日)のシンザン記念で、AIが本命に指名したのはマテンロウオリオンでした。
デビュー戦は頭を上げるような形でのスタートとなりましたが、鞍上の太宰啓介騎手が上手く立て直して先行。終始外から競られる形となり、プレッシャーのかかる競馬を強いられました。
それでも、最後の直線は抜群の手応えで一旦先頭。そのまま押し切るかに思われましたが、エバーシャドネーに差し切られて2着と惜敗しました。
通常なら次は未勝利戦となるところですが、陣営は2戦目で1勝クラスの万両賞を選択。横山典弘騎手に乗り替わった一戦でしたが「ポツン」と1頭後方に構えると、圧巻の殿一気で格上挑戦を見事勝利で飾っています。
レースは出遅れたこともあり最後方からとなりましたが、上がりは最速の「33.4」。上がり2位の3着馬・タイセイブリリオが「34.4」ですから、それと比べて1秒も速い末脚を繰り出しました。
マテンロウオリオンは、父ダイワメジャー、母父キングカメハメハが共にマイルGIを制しており、母母にはオークス馬のレディパステルがいる良血馬。シンザン記念でも引き続き横山典弘騎手が騎乗予定で、その潜在能力を存分に引き出してくれそうです。
横山典弘騎手と言えば、その変幻自在の騎乗が一部のファンから「ノリマジック」などと形容されます。人気上位が予想される3頭は強そうですが、「これぞマジック!」という騎乗を期待したいですね。
(netkeiba編集部)