フェアリーSで豪脚を見せ優勝したライラック(撮影:下野雄規)
10日のフェアリーSを制したライラック(牝3、美浦・相沢郁厩舎)は、4月10日に阪神競馬場で行われる桜花賞(3歳牝・GI・芝1600m)に直行する見込みであることがわかった。
ライラックは父オルフェーヴル、母ヴィーヴァブーケ、母の父キングカメハメハ。半兄に2019年の札幌2歳Sを制したブラックホール(父ゴールドシップ)がいる血統。通算成績は3戦2勝。
昨年10月に東京競馬場の2歳新馬戦でデビュー。牡馬に混ざった一戦だったが、1番人気に応えて勝ち上がりを決めた。次走には京都2歳Sを選択し、2戦連続で牡馬との対決を選んだが、初の関西圏輸送などもあり8着に終わった。
巻き返しを期した今年のフェアリーSでは最後方からの競馬となったが、向正面から進出を開始すると4コーナーでは先団にとりつき、鋭く差し脚を伸ばして重賞初制覇を飾っている。