今週は東西で、GIIレースが1鞍ずつ開催。中山競馬場では、AJCC(GII)が行われます。
昨年は、菊花賞(GI)でコントレイルにクビ差まで詰め寄ったアリストテレスが貫録勝ち。一昨年は前年の有馬記念(GI)勝ち馬・ブラストワンピースが1番人気に応えました。
とはいえ、3年前には7番人気のシャケトラが前年の有馬記念6着から巻き返しに成功。約2年ぶりの勝ち星で、復活を果たした舞台でもあります。
今年はアリストテレスと同じく菊花賞2着から参戦するオーソクレースを筆頭に、古馬の大将格・ポタジェなどが出走。その他、一昨年4連勝で目黒記念(GII)を制したキングオブコージや、セントライト記念勝ち馬のアサマノイタズラ、さらには4年前の同レース勝ち馬であるダンビュライトなど、個性豊かなメンバーが揃いました。
そんな一戦を、オリジナルのビッグデータを活用したAIが予想。人工知能によって弾き出された、注目馬をご紹介します。
◆ 今年は毎週「重賞的中」 気になるAIの「◎」は…
今年に入ってAI予想は絶好調。年明け5日の京都金杯(GIII)で「13万超え」の収支を叩き出すと、9日のシンザン記念(GIII)も4番人気マテンロウオリオンを本命に的中。先週の日経新春杯(GII)でも、手堅く馬単で的中を収めています。
そんな絶好調のAIが、今週AJCCで本命に指名したのは川田将雅騎手が騎乗するポタジェでした。
一昨年の7月に1勝クラスを勝ち上がると、4連勝で白富士S(L)を制覇。その後も金鯱賞(GII)3着、新潟大賞典(GIII)2着、毎日王冠(GII)3着と、重賞でも安定して走っていることから実力は確かだといえるでしょう。
前走に引き続き騎乗する川田騎手とは相性が良く、これまで同騎手が騎乗した際の成績は6戦5勝。前走の天皇賞・秋(GI)は6着とデビュー以来はじめて掲示板を外しましたが、エフフォーリア、コントレイル、グランアレグリアと名立たる強豪が顔を揃えたことを考慮すれば、十分に好走とみなせそうです。
ポタジェは、父ディープインパクトに、母が米G1で6勝を挙げたジンジャーパンチという超良血馬。ディープインパクト産駒も過去10年で[2-3-0-8]の成績、複勝回収率「116%」でAJCCとの相性は悪くありません。
近2年でともに3着だったラストドラフトが今年も出走しますが、同馬との対戦成績は2戦2勝で負けなし。今回オーソクレースが人気を背負う形になりそうですが、ポタジェも能力上位で「妙味」という点ではこちらに軍配が上がりそうです。
(netkeiba編集部)