2月6日(日)に中京競馬場で行われるきさらぎ賞(GIII)に出走予定の
エアアネモイ(牡3)について、追い切り後の池添学調教師のコメントは以下の通り。
「(前走は)新馬戦なので流れもスローになると思っていて、スタートを上手に切れたので、クリスチャン・デムーロ騎手も変に抑えず馬のリズム重視で乗ってくれて、展開的にはハナへ行ったんですが、引っかかるところもなく、終いの伸びも馬場を選んで走れるくらい、余裕のある走りだったと思います。
良い身体をしていますし、調教の動きもデビュー前から良かったので、期待はしていました。騎手からは『すごく楽な競馬でした。素材も良いので、この先の成長次第では楽しみがあるじゃないでしょうか』という話でした。
デビュー前から身体が大きくてトモの緩さもあったので、じっくりやっていけば良いんじゃないかと思っていました。前走で良い勝ち方をしてくれたので、成長を促しつつリフレッシュさせて、条件も合うと思うのでこのレースを選びました。
特に動き自体は良いですし、馬体もデビュー戦より締まった状態で出せると思います。まだ緩さも残っている部分があるので、これからの成長次第でもっと良くなると思います。とにかく順調に来ています。
先週はしっかり負荷をかけたかったので、併せ馬で後ろから追いかけて、直線もしっかり伸ばす形で、時計的にも十分ですし、折り合い的にも問題なかったので良かったと思います。
今日は終い重点で、目一杯やらずとも終いは11秒台が出ているので、良い感じで来ています。
競馬場が変わりますが、前走を見ても手前を上手に替えていますし、特に問題ないと思います。
折り合いも問題ないので、距離は同じですが、2000メートルかそれ以上あっても問題ないと思いますし、中京はだいぶ力のいる馬場になってきているんじゃないかなと思いますが、その点もこの馬には良いんじゃないかと思います。
(自身が管理した母ノカゼの産駒は)4頭ともタイプが違って、すごく優秀なお母さんです。父親の特徴を受け継いでいる子どもが多い感じで、
エアアネモイは
エアサージュと同じお父さん(
Point of Entry)で、この2頭は身体つきとか結構似ています。
エアファンディタと
エアアルマスは全く違っていて、
エアアルマスに関しては
エアサージュよりも筋肉質でしっかりしている印象があります。
(最終週の馬場は)
パワーがある馬なので味方してくれるんじゃないかなと思います。
福永騎手に関してはトップジョッキーで、中京に関しては良いイメージを持っているので心配はないですし、調教の様子を見ても休む前と何ら変わりないと思いますので期待しています。応援よろしくお願いします」
(取材:山本直)