【東京新聞杯 血統データ分析】近年はハーツクライの勢いが目覚ましい

2022年02月03日 12:12

ディープ産駒は人気過剰になる傾向があるだけに注意が必要だ

 6日に東京競馬場で行われる東京新聞杯(4歳上・GIII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。

 過去10年で最多となる9回の馬券絡みがディープインパクト。次点で4回のハーツクライが続き、3回がキングカメハメハとなっている。

 ハーツクライ産駒は[1-2-1-1]。昨年は12人気カテドラルが2着、3人気シャドウディーヴァが3着と出走した2頭が揃って好走。後者においては6人気2着となった一昨年に続くリピート好走でもあった。直近4年以内に延べ5頭が出走して4頭が馬券に絡む勢いは目覚ましく、今後も動向を注視していきたい。同産駒からはイルーシヴパンサー、カテドラル、シュリの3頭が出走予定。

 トゥザグローリー産駒は[1-0-0-0]。当該コースでは[2-0-1-13]という成績を残しているが、2勝はいずれもカラテが記録している。そのうちの1勝が昨年の東京新聞杯となり、今年も同馬が2連覇をかけて出走することになる。なお、ほかのキングカメハメハ系種牡馬の産駒が勝ちあぐねている傾向を鑑みると、少し特異な性質がありそうだ。

 ディープインパクト産駒は[3-5-1-26]。15年ヴァンセンヌ、16年スマートレイアー、20年プリモシーンの3頭が勝ち馬として名を連ねており、好走数でも2位ハーツクライに差をつけた1位となっている。ただし、好走率では決して高評価は与えられず、昨年も1人気含む6頭が出走しながら、いずれも4着以下に敗れていた点に注意すべきだろう。今年はドナアトラエンテ(抽選対象)、トライン(除外対象)の2頭が特別登録。

 初出走のキズナ産駒は上位人気と目されるファインルージュほか、マルターズディオサが該当。上記ディープインパクトの後継種牡馬となるが、当該コースでは[5-5-2-43]という成績を残し、重賞ではソングラインが21年NHKマイルCで2着、21年富士Sで1着と活躍。また、牡馬[0-2-1-16]、牝馬[5-3-1-27]と性差があることも特徴のひとつ。

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