9日、大井競馬場で行われた第66回金盃(4歳上・重賞・ダ2600m・1着賞金2200万円)は、道中4〜5番手に付けた御神本訓史騎手騎乗の2番人気
フレッチャビアンカ(牡5、船橋・川島正一厩舎)が、直線で馬の間から抜け出し、最内を突いた5番人気
セイカメテオポリス(牡4、大井・渡辺和雄厩舎)に1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分47秒1(良)。
【御神本訓史騎手】
「前回同様、着差はわずかだったんですけど、一回使ったことによって馬もガラッと変わって、陣営もしっかり立て直してくれて、馬もしっかり応えてくれました。
枠が良かったので、いい位置を取れればと思って主張していったんですけど、先行している馬が有力どころだったので、あとは折り合いだけつけて直線を迎えました。4コーナー手前で外から来られて(直線入り口で)行くところが無かったんですけど、内が空いたのでそこを割ることができました。馬がひるむことなくしっかり走ってくれました。本当に素晴らしい走りでした。
コンビを組ませてもらってまだ3戦目なんですけど、馬自身もすごく成長しているように思えますし、これからますます楽しみです。オーナーや先生と、これから先強いメンバーにぶつけていって、JRAの強い馬ともやれるくらいに成長していってくれればいいと話していました」
【川島正一調教師】
「ここの距離も狙っていた距離なので、嬉しかったです。御神本君ともオーナーともそういう話をしていたので。勝ち方も良かったです。
(騎手には)枠がいいので出たなりでと。基本的に騎手には指示はしません。(スタートは)出たなりで出て、位置付けも良かったですし、流れはそれほど速くなかったですし、しめしめと思っていました。前がちょっと壁になったんですが、何とか捌いてくれるだろうと見ていました。
今日は馬は装鞍でもすごく元気が良くて、休み明け1つ叩いたので良くなっているのはわかっていたので、あとは御神本君に任せるだけでした。
次の予定はこれからで、長いところをと考えています」
(取材、撮影:高橋正和、編集:netkeiba.com)