スターズオンアース(右)は横山武を背に鋭い動きを披露(撮影・園田高夫)
「デイリー杯クイーンC・G3」(12日、東京)
関東のエースが初コンタクトで好感触を抱いた。
スターズオンアースは9日、横山武を背に美浦Wを発進。前を進む
ゲインスプレマシー(6歳障害オープン)に内から馬体を並び掛け、鞍上に軽く気合をつけられた直線は鋭く伸びて、年長馬を3馬身突き放した。
6F81秒9-36秒8-11秒6の好時計をマークし、「すごくいい馬。実際に成績もすごくいいので、楽しみにしていたんです」。馬上から降りるなり、そう切り出した横山武は「女の子にしては体の使い方がダイナ
ミック。いい意味で牝馬っぽくないですね」と確かな
パワーを感じ取った。
前走の
フェアリーSは直線で内にモタれて2着惜敗。この中間は在厩調整で口向きを修正しており、「きょうも右にモタれる面は若干あったけど、左回りなら矯正できる範囲。まともに能力を発揮できれば、いいところに行けると思いますよ」と鞍上はVをイメージできている。V歴のある東京変わりも好材料。牝馬クラシックの新星誕生は、もう間近だ。