フェブラリーSに出走予定のエアスピネル(撮影:下野雄規)
2月20日に東京競馬場で行われるフェブラリーS(4歳上・GI・ダ1600m)。出走予定のエアスピネル(牡9、栗東・笹田和秀厩舎)に注目したい。
同馬は父キングカメハメハ、母エアメサイア、母の父サンデーサイレンス、全弟に2018年チャレンジCを制したエアウィンザーをもつ血統。通算成績は29戦4勝。
2015年9月に阪神競馬場の2歳新馬戦でデビューし、初勝利を挙げると、2戦目に挑んだデイリー杯2歳Sで重賞初制覇。その後はクラシックレースに全て出走。皐月賞、ダービーではいずれも4着と掲示板内、菊花賞では3着に入った。
4歳になってからは、芝マイル路線を中心に出走し、2017年の富士Sなど重賞を計3勝。同年のマイルCSでは、今年引退したペルシアンナイト(牡8)に惜敗するも2着に好走した。
2020年7月に行われたプロキオンSでダート初出走。8番人気でいきなり2着に好走すると、以降はダート重賞にも活躍の場を広げ、昨年行われたフェブラリーSでは、9番人気2着と穴を開けた。
他にも浦和の交流重賞さきたま杯で2着、11月の武蔵野Sでも2着と、8歳になった昨年も衰えを感じさせない活躍を見せた。
9歳を迎えた同馬は、今年初戦でどのようなレースを披露するのか。馬券的にも妙味を感じる注目の1頭になりそうだ。