2月27日(日)に中山競馬場で行われる第96回中山記念に出走予定の
ヒュミドール(セン6、美浦・小手川厩舎)について、追い切り後の小手川準調教師のコメントは以下の通り。
(2着に終わった前走の福島記念を振り返って)
「あのレースの流れにジョッキーも上手く乗ってくれて、完璧なレース運びだったのですが、たまたま一頭前に強い馬がいたという感じで、あの馬の力は出し切っていると思います」
(前走後からの調整過程は?)
「福島記念が本当に目一杯に仕上げていたので、年末年始のレースは度外視して、牧場で一旦
リセットする形で、のんびりさせて戻してきました」
(1週前の追い切りの評価は)
「2週前ぐらいまで、少し重苦しいかなという雰囲気があったのですが、先週は良い頃の
ヒュミドールに戻ってきているなという感じだったので、1週前としては合格点だったと思います」
(今朝の追い切りの内容について)
「1週前でも及第点だったのですが、乗り手と打ち合わせをして、重賞を使っていくので、もうワンランク上げようか、という意図もあり、少しスパイスを加えるような形でやりました」
(その動きは、どう評価されていますか?)
「そうですね、やればやるだけ(時計)出てしまうんですが、余裕残しの中でも、いつでも弾けるような雰囲気は感じられたので、凄く良い雰囲気だったと思います」
(芝の2000メートルの重賞は、2着が2回。芝の1800メートルについては)
「東京の1800メートルでも勝っていますし、どの競馬場のどの距離でも、一生懸命走ってくれるのが
ヒュミドールの良さなので、この条件については何も心配していません。中山のコースについても、日経賞でもステイヤーズSでも頑張ってくれていますし、あとは開幕週でどういう競馬をしてくれるのかな、というのはあります」
(美浦で引退の調教師の馬も数多く出走しますが)
「自分も競馬ファンが高じてこの世界に入りました。学生の頃、藤沢先生の
シンコウラブリイとかタイキブリザードを見て、この世界を目指したというところもあります。師匠の小桧山先生の
トーラスジェミニも出走するので、そういうレースに自分の管理馬を送り出せるというのは、凄く誇らしいと思っています」
(取材:木和田篤)