23日、阪神競馬場で「2007JRAブリーズアップセール」が開催された。これはJRAが育成、調教した馬を上場するもので、今回で3回目を迎える。
最高落札価格馬は騎乗供覧で2F12.9-12.2秒を記録したウインクアットデエンジャーの05(牝、父ボストンハーバー)の3050万円で、里見治氏が落札した。同馬は、半兄に昨年のフェニックス賞(OP)を勝ったシルバーストーン(牡3、栗東・松永昌博厩舎、父スペシャルウィーク)がいる血統で、昨年7月のセレクションセールにおいてJRAが1000万円で落札し、その後宮崎育成牧場において調教されていた。
また、牡馬の最高額は祖母に重賞4勝のリキアイノーザンを持つリキアイワンダーの05(父キャプテンスティーヴ)。横浜ベイスターズやシアトルマリナーズで「大魔神」の愛称で活躍した佐々木主浩氏が2900万円で落札した。
この日は69頭が上場されて60頭が売却され、売却率は87%(昨年98.6%)。売却総額は6億2260万円(昨年9億7355万円)だった。なお金額は全て税抜き価格。