後続の猛追を振り切り重賞初制覇(撮影:小金井邦祥)
前走のスプリングSを制したビーアストニッシド(牡3、栗東・飯田雄三厩舎)は、和田竜二騎手を鞍上に迎え皐月賞(3歳牡牝・GI・芝2000m)に向かうことが決定した。なお、ここまで6戦中5レースで手綱を取っていた岩田康誠騎手は同レースでデシエルトに騎乗する。
ビーアストニッシドは父アメリカンペイトリオット、母マオリオ、母の父ネオユニヴァース。叔母に2017年のフェアリーSを制したライジングリーズンがいる血統。
昨年10月に中京競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。2戦目の未勝利戦を勝ち上がると、京都2歳Sでブービー人気ながら2着に粘り込んだ。明け3歳となっても重賞で好走を続け、迎えた前走ではゲートで躓きながらもアライバルの追撃をハナ差凌ぎ切り重賞を初制覇した。父アメリカンペイトリオットにとってもこれがJRA重賞初制覇となった。通算戦績は6戦2勝(うち重賞1勝)。