29日、水沢競馬場で行われた留守杯日高賞(3歳牝、ダート1600m、1着賞金250万円)は、小林俊彦騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.3倍){horse=2004105298:パラダイスフラワー}(牝3、岩手・櫻田浩三厩舎)がスタートから先手を取ると、直線に入っても後続を寄せ付けず、2番人気マツリダワルツに1.1/2馬身差をつけ逃げ切った。勝ちタイムは1分45秒6(良)。さらに1.1/4馬身差の3着に4番人気サクラアリエルが入った。
勝ったパラダイスフラワーは、父ティンバーカントリー、母ダイナコマネチ(その父ノーザンテースト)という血統。半姉に95年京都牝馬特別(GIII)の勝ち馬システィーナ(父サクラユタカオー)、甥に04年全日本2歳優駿(交流GI)を制したプライドキムがいる。
昨年6月のデビュー戦は2着に敗れたが、2戦目から4連勝。旭川に遠征したエーデルワイス賞(交流GIII)で重賞初制覇を達成し、続く南部駒賞(水沢・ダート1600m)も連勝。全日本2歳優駿(交流GI)は9着と敗れたが、水沢での2着2回を経て、前走の菜の花賞(水沢・ダート1600m)で約5か月ぶりの勝利を飾っていた。通算成績13戦8勝(重賞3勝)。