現地時間5日、米・チャーチルダウンズ競馬場でケンタッキーダービー(3歳、米G1・ダート10f)が行われ、1番人気に推されたC.ボレル騎手騎乗のストリートセンス Street Sense(牡3、米・C.ナフツガー厩舎)が、後方2、3番手追走から進出し4角で先頭に立つと、逃げた4番人気ハードスパン Hard Spunに2.1/4馬身差をつけ優勝。米3冠の初戦を制した。勝ちタイムは2分02秒17(良)。3戦無敗の2番人気カーリン Curlinはさらに5.3/4馬身差の3着だった。
勝ったストリートセンスは、父Street Cry、母Bedazzle(その父Dixieland Band)という血統の米国産馬。昨年はBCジュヴェナイル(米G1)を10馬身差で圧勝し、エクリプス賞2歳牡馬チャンピオンを受賞。今年は初戦となったタンパベイダービー(米G3)1着、ブルーグラスS(米G1)2着からここに臨んでいた。今後は19日にピムリコ競馬場で行われるプリークネスS(米G1)で2冠制覇を目指す。通算成績8戦4勝(重賞3勝)。
なお、BCジュヴェナイル勝ち馬のケンタッキーダービー優勝はBCが創設された84年以来初めて。長年話題に挙がっていたジンクスがついに破られた。鞍上のボレル騎手はこのレース初制覇。管理するナフツガー調教師は90年のアンブライドルド Unbridledに続く2勝目となった。