【日本ダービー 注目馬(7)】ビーアストニッシド檜舞台へ その背にタカラジェンヌの夢を乗せ

2022年05月24日 20:30

ビーアストニッシドが観客をあっと脅かせるか(撮影:小金井邦祥)

 5月29日に東京競馬場で行われる日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)。ビーアストニッシド(牡3、栗東・飯田雄三厩舎)は、元タカラジェンヌが生産した競走馬だ。

 ビーアストニッシドは父アメリカンペイトリオット、母マオリオ、母の父ネオユニヴァースという血統。通算成績は7戦2勝。

 昨年10月に中京競馬場でデビューし、2戦目で勝ち上がり。京都2歳Sで重賞初挑戦し、2着と力を見せた。その後シンザン記念4着、共同通信杯3着と好走するものの、タイトルには一歩及ばず。しかし、皐月賞トライアル・スプリングSでは終始ハナを譲らずに押し切り、重賞初制覇を果たした。

 アメリカンペイトリオットは、現役時代にアメリカでメーカーズ46マイルS(米G1)などを制しており、現在は日本のダーレージャパンスタリオンコンプレックスで種牡馬生活を送っている。アメリカの人気種牡馬War Frontの直仔種牡馬として活躍が期待されており、ビーアストニッシドらが初年度産駒。

 ビーアストニッシドを生産したヴェルサイユファームは、これが日本ダービー初出走。ヴェルサイユという名前からもうかがえるように、代表は宝塚歌劇団出身の岩崎美由紀さんが務めている。タカラジェンヌの思いを乗せて、ビーアストニッシドが観衆を驚かせるか、注目したい。

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