【エプソムC予想】サマー2000シリーズへ向かう馬たちが飛躍誓う

2022年06月12日 06:35

エプソムCに出走予定のジャスティンカフェ(ユーザー提供:あんパンさん)

 英国エリザベス女王即位70周年を記念して行われる第39回エプソムカップ。近年ではサマー2000シリーズへ向かう馬たちのローテーションに組み入れられることが多くなった。別定重量戦だけに強い馬が有利だが、シーズンの端境期に位置するため人気馬が、人気に応えられないケースも往々にしてある。

 ◎ダーリントンホールは共同通信杯の優勝馬。父のニューアプローチはガリレオ直仔の英国ダービー馬だが、母の父に入るアホヌーラからスピードを受け継ぎ、自身が不敗の2歳チャンピオンであると同時に種牡馬として不敗の2歳チャンピオンで英国2000ギニー優勝ドーンアプローチを送るなどスピードも兼備。

 ダービーのあとは順調さを欠いていたが、昨秋に復帰してからはしっかりと間隔を空けながら大事に使われ、昨秋の富士Sは出遅れながらもザダルに先着を果たしている。その後、洛陽S2着、ダービー卿CT3着と復調気配を見せている。550キロ近い大型馬で広い東京コース向き。加えて少頭数競馬というのもプラスになりそうだ。

 〇シャドウディーヴァはアイルランドトロフィー府中牝馬Sの優勝馬。息の長い末脚が武器で東京競馬場芝1600〜2000mでは12戦して2勝2着5回3着2回。2度のヴィクトリアマイルと不良馬場で行われた一昨年のエプソムカップ以外は3着以内を外していない。今回背負う56キロがポイントになりそうだが、軽視はできない1頭だ。

 ▲ジャスティンカフェは湘南S優勝馬。この時記録した1分32秒3は、同日に行われたNHKマイルCと同タイム。腹を括った後方一気の戦法が横山騎手とよく似あう。オークス馬シャダイアイバーにさかのぼる母系で、祖母ギミーシェルターはアネモネS2着、スイートピーS2着。こちらも1勝馬時代にチャレンジしたアーリントンC以外はすべて3着以内という堅実派。勝てば秋が楽しみな1頭となる。試金石だ。

 連覇を狙う△ザダルは前走に引き続き58キロを背負うことになるが、前走は出遅れて参考外。重賞を勝った得意のコースで巻き返しが期待される。穴っぽいところでの注目は△ヤマニンサンパ。前走は最後の直線で態勢を崩す不利があったが、抜け出す時の脚が素晴らしかった。本格化の兆しを見せたディープインパクト産駒だけに注意が必要だろう。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。