新種牡馬グレーターロンドンの産駒が初勝利 単勝1.1倍の圧倒的人気に応えて7馬身差圧勝

2022年06月29日 21:10

2018年中京記念制覇時のグレーターロンドン(C)netkeiba.com

 29日、園田競馬場の第2R・2歳初出走(ダ1400m)にグレーターロンドン産駒アズグレーター(牡2、兵庫・田中範雄厩舎)が出走。レース序盤からハナを切り、4コーナーからはぐんぐんと差を広げて、単勝1.1倍の圧倒的支持に応える7馬身差の圧勝劇を見せた。グレーターロンドンにとってはこれが産駒の初勝利。

 グレーターロンドンは父ディープインパクト、母ロンドンブリッジ、母の父ドクターデヴィアス。母は1997年のファンタジーS(GIII)覇者で、半姉に2004年のオークス(GI)覇者ダイワエルシエーロ、甥に2017年の菊花賞(GI)覇者キセキがいる血統。

 2015年2月のデビュー戦を快勝し期待を集めたが、2015年10月に2勝目を挙げた直後に蹄葉炎を発症し1年間の長期休養を強いられた。しかし、2016年11月の復帰戦を道中15番手からの豪快な追込で完勝すると、そこから2017年3月にかけて破竹の4連勝でオープン戦勝利をおさめ、同年の安田記念(GI)、天皇賞・秋(GI)にも出走した。2018年の中京記念(GIII)では、道中11番手から直線で豪快な末脚を繰り出し、1分32秒3のレコードタイムで重賞初勝利をあげた。6歳まで現役を続け、通算成績は15戦7勝(重賞1勝)。

 蹄に慢性的な不安を抱えており、2018年10月に現役を引退。2019年からブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬として供用されている。現在の2歳世代が初年度産駒にあたり、アズグレーターもファーストクロップのうちの1頭である。

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