父ビーチパトロールにJRA産駒初勝利をプレゼントしたシーウィザード(C)netkeiba.com
3日に函館競馬場で行われた2歳新馬戦(5R、芝1800m)は、浜中俊騎手とコンビを組んだ8番シーウィザード(牡2、美浦・鹿戸雄一厩舎)が直線で力強く抜け出し、2着ルクスグローリアに1/2馬身差をつけて快勝。この勝利によって、同馬の父ビーチパトロールはJRAにおける産駒初勝利を達成した。
ビーチパトロールは父Lemon Drop Kid、母Bashful Bertie、母の父Quiet Americanという血統の米国産馬。ダートが主戦場のアメリカ競馬において、一貫して芝のレースに出走を重ねG1・3勝を挙げた。通算成績は19戦5勝。
2015年に米・フェアグラウンズ競馬場のメイドンでデビュー。翌2016年にアーリントンパーク競馬場で行われたセクレタリアトS(米G1・10F)でG1初制覇を果たした。その後はG1戦線で堅実に好走を重ね、2017年のアーリントンミリオン(米G1)、ターフクラシックS(米G1)とG1を連勝。2018年のマンハッタンSを最後に現役を引退後、2019年からは日本のレックススタッドで種牡馬として供用されている。
なお、ビーチパトロールに産駒初勝利をもたらしたシーウィザードの母父は、28日に死亡が報じられたメジロベイリー。印象的な新馬Vとなった。