シルヴァーデュークの5代血統表。二代母マストビーラヴドはラインクラフトの母
2005年の桜花賞(GI)とNHKマイルC(GI)を制し『変則二冠』を達成した名牝ラインクラフトを伯母に持つ良血馬シルヴァーデューク(牡2、栗東・西村真幸厩舎)が、7月10日の小倉5R (芝1800m)でデビューを予定している。
シルヴァーデュークは父シルバーステート、母ヴァナディース、母の父ロックオブジブラルタル。叔母にラインクラフト、伯父に2013年のプロキオンS(GIII)を制するなどダート路線で長く活躍したアドマイヤロイヤルがいる血統。
ラインクラフトはGIを2勝したほか、牝馬限定の重賞を3勝。しかし2006年の8月19日、スプリンターズSへの出走を目標にしていたが、放牧先だったノーザンファーム空港牧場で調教後に急性心不全を発症し急死した。同馬の属するファンシミン牝系は名馬を多数輩出しており、2005年高松宮記念(GI)覇者アドマイヤマックス、2006年菊花賞(GI)覇者ソングオブウインド、近年では2018年のJRA最優秀ダートホースを受賞したルヴァンスレーヴ、2020年のJRA最優秀ダートホースに輝いたチュウワウィザードなどが出ている。
シルヴァーデュークの鞍上は、ラインクラフトおよび同馬の父シルバーステートの主戦を務めた福永祐一騎手を予定している。